「あーあ。アタシも真似したいな」




「したらいいじゃん。Tシャツとか全部脱いでさ」




この状況でセクハラ出来るとは、僕のスケベ根性もまんざらなモノではない。




「じゃ、そうしよ」




「!!」




床に転がっていた僕は、反射的に島野から視線をそらした。




ガサゴソと、音が聞こえる。




明らかに服を脱いでいる音だ。




ギューッ……



ボタボタボターーー!!!!!




「わぁーっ!! すっごーい!!」



見ていないが……。



明らかに分かる事……。




島野は今、ブラ一つで僕の後ろにいる。




「ねぇ見て!! すっごいよ!!」




「島野……」




「なぁに?」




「先輩が入ってきたら、どーすんだよ?」




「いいじゃん。減るモンじゃないし」




そのセリフは、お前が言う言葉じゃない。




「いいから、早く着ろよ」




「ふっふ~ん……」




「な、何だよ」