あの夏の1日から、あたしたち4人はもっともっと仲良くなった。

本当はあたし1人が少し心の距離を縮められなかっただけだったのだ、と気付いたから。


文化祭や体育祭、あみちゃんの推薦入試、初詣。

瞬く間に時は過ぎて、キミとはすっかり友達になった。


時々胸にうずくものがなかった訳じゃない。
だけど、この心地のよい関係を崩すつもりはなかった。