約束の日。


キミとアミちゃんは手をつないでやってきた。


それを見てカナタくんもそっとあたしの手を握る。


なんだかキミに見られたくなくて、うつむいてしまった。

振り払うなんてできないけど握り返すこともできなかった。


なぜか落ち込んでるあたし。


それを緊張してると思ったのか3人とも笑わせようとしてくれる。

気を遣わせてダメなあたし。


だからちゃんと楽しんだ、フリをしたよ。


でもね。キミのまぶしすぎる笑顔を見るたびに、心にすきま風が吹いてたんだ。