すると真顔で涼の腕を掴む。




「きゃっ!」




怖い。




「涼、大人を信じるな」




裕也くんが言った。




「ぇ・・・」




「涼と壱先生がどんな関係だか当ててみようか?」




少し笑う裕也くん。




紅ちゃんは・・・・??




怖くて正面を向けない。




「涼、壱先生と一緒に住んでるだろ?」




「そんな・・・!」




「嘘つかないで、髪から同じ香りがするもの」




・・・・。




裕也くんはなんでこんなこと言うの・・・・?




「・・・・なんで一緒に住んでるの?」




「・・・」




唇を噛み締める。




言いたくない・・・・。