すると先生が準備室から出てきた。




先生だ。




先生は涼達を見た。




「授業に遅れんなよ」




そう言って通りすぎる。




・・・。




次は数学。




先生の授業。




嬉しい。




涼は先生ばっかり目で追っていた。




なんとかご飯を食べて数学の時間。




クラス中がうるさい。




よく先生の声が聞こえない。




でもたまに目があう。




「涼、ここ答え何?」




裕也くんも勉強してる。




「ここの公式使うの」




「ぉ、すげー!天才だな!」




「・・・そんなこと・・・・」




勉強でお話しできる人が出来て少し嬉しい。