「じゃっ。大塚にそう言ってやれば良いんじゃねーの。」





「そうだな。言うぜ、朱音に。」



あーマジで、朱音に言う 言う 言うー!!ってか、言ってやる!





「じゃー頑張れよ。未来のパパさん(笑)」




「キメー。海斗。」




でも パパって良い響きだよな。

うわっ/ 自分で言ってて照れるわぁ



俺らしくもねぇ





「まぁ。ちゃんと言ってやれよ。」



俺達は それから授業を受けた




ツンツン・・・


なんだよ 授業中にってか、俺の苦手な国語なんだよ

あー。ウゼー


「ー・・・…蓮。」


「なんだよ。小泉。授業中にちょっかい出すなって。」



*今は授業中なんで、小声で喋ってる らしいです by作者



小泉っーのは、俺の親戚で小泉奈由って言う。



今は、朱音と仲良いっけ


「蓮、朱音って何でグレープフルーツばっか食べるか知ってる?」



「知ってる。」


だから、さっき海斗と喋ったっーの。


「何で??何で??」


「ぜってー教えねぇ。」

こいつには、ぜってー教えたくねぇ。口軽い女らしぃから ←あーこれ、海斗情報ね。


「うゎ。ケチ。朱音にチクってやる。」

「海斗にヒデー女って、吹き込むぜ。」


「チクりません。誰にも、言いません。」


勝った。こいつ、海斗に惚れてるんだよな。でもなっ海斗 橘のことが多分好きなんだよな。



まぁ、親戚だから応援してぇんだけど・・・橘は朱音の親友だからなっ。



応援できねぇんだよ。


奈由は 俺の親戚だけあって顔は良いが性格はわりぃんだよ。だからモテねぇのか




橘は まぁ可愛いし性格良いからな。
あっ!勿論朱音の方が可愛いし、性格良いぜ



だから朱音を狙ってるヤツ多くて、そうゆうヤツに釘指すの大変なんだよなっ

「蓮。昼食食べに行くぜ。」


「あぁ。っ・・・…。」


あーまた、朱音はグレープフルーツ食ってる



そんなになのかよ


俺には、やっぱ言えねぇのかよ


妊娠すると気持ち悪いって良く聞くが・・・朱音は大丈夫なのかよ


大丈夫なわけねぇよな だから、グレープフルーツばっかなんだよな



「れーん。行くぜ、無くなっちゃうぜ!」


あー。そうだ海斗待たせてたっけ。


「あぁ。今行く。」


俺 朱音にめっちゃ惚れ込んでるなっ。


考えると朱音のことばっかで、周りに全然目がいかねぇ


マジで俺は朱音に重症ってわけだ



「蓮。俺な、百合になっコクる!!」


「ぅっ!!」


俺は今まで食ってたパンをつまらせた


ってか、百合って橘のコトなんだよな


「海斗。お前は変わったな。昔はちょー女ったらしだったのになぁ(笑)」


この話しマジでだぜ!?

今の海斗からは全然想像できなかったからなっ。


まぁそうゆうの変えたのは、橘なんだよな


それだけ 橘のコトを大事に思ってるんだよな


奈由・・・ごめんなヤッパお前の応援できねぇよ




「俺は応援するぜ。海斗の思いちゃんと伝えてこいよ。」


俺はどーんと海斗の胸を押してやった


頑張れよつー意味で



「おう。放課後ぐらいに言う。」


放課後か。それなら良いかもな



「だから、蓮も大塚にちゃんと"産め"って言えよ!!」



「あぁ。海斗が言った後でな。」



つーか、海斗の狙いソコだろ。




「あっ。もう、昼休み終わるぜ」



海斗のその言葉で、俺達は教室に向かった



「俺な今日、百合にコクる。」



考えるコトより、俺はその事を口に出していた



「お前変わったな。昔は女たらしだったのになぁ。」


この話しは、約1年前に本当にあった話だ



この頃俺は、女なんて誰でも良いって思ってた。


だから、彼女なんていらないって・・・…



でも いつからかいつも一緒にいた蓮が彼女を作った


それが大塚



蓮は 毎日といっていいほど、朱音のコトを話す



そんな 一途な蓮に俺はいいなって思った



誰か1人の女を愛していける


でも、何人の女と関係を持ってた俺は1人なんて無理なんだよ!!



蓮にはなれないんだ!!



ってずっと思ってた




そんなコトを考えて部活をやってた俺は、けがをした


ちなみに俺はサッカー部


蓮も一緒だぜ




保健室に行ったらあいにく先生は出張らしい



いないって、俺のけがどうすれば良いんだ?



「えっ!?楠木くん怪我してる。大丈夫?」


あっ。そんなコトを考えていて、先客がいたなんて考えてもなかった



その先客っていうのは、橘百合。



蓮の彼女の大塚の親友だから、何度か話したコトがある



でも、今は2人きりだ。


いつもとは わけが違う