「海斗モテるから、困るなぁ。」


百合の方がモテるから。無自覚なお姫様


「俺は、モテないからなっ。蓮のみたいなやつのコトをモテるって言うんだよ(笑)」



あー。俺も、もっとかっこよくなりてぇ




「あっ!海斗。部活戻らなくても良いの?30分ぐらいここにいるけど・・・…」


あ。やっべぇ・・・…でも、今は百合といてぇ

蓮が察してくれるだろう



蓮頼むぜ


「俺、まだここにいる・・・。百合大好きだから。」



言っときながら恥ず///



「私も。」



「私もなに?」


「海斗、意地悪。」

「だって百合、可愛いんだよ。」

百合 照れてる、照れてるかわいー。



「私も海斗大好きだよ。」

「きゃっ!びっくりした。」




顔が赤くなったのが自分でもわかったから、見られないように


百合の後ろからギュッと、抱いた



「ずっと、隣にいろよ??」


「うん。離れないでね?」

「おう。」


離れるわけないじゃないか・・・ ぜってぇ一生離したくねぇ。



チャイムが鳴り、皆が帰ったのを確認して

2人で帰った・・・…



「おーい。蓮!!」


朝、学校に行く途中に、海斗に会った


海斗機嫌 良いなぁ

まぁ なんでかわかったけど(笑)


「俺な、たちばっ百合と付き合うコトになった。」



やっぱな

つーか、海斗は橘のコト百合って名前で呼んでんだ


「おん。知ってるぞ。だって海斗昨日メールで言われたじゃねぇか。」


「あ。そうだったな。俺、勇気出して言ったんだから、蓮も言えよ。」



あーそうゆう約束だったな
「次は俺の番だから、頑張るぜ。海斗みたいに、天パらなくてな。」


「おい。一言多いんだよ。どS蓮、大塚に言ってやるぞ。」



「はっ!?へたれ海斗には言われたくねぇな。」



俺の言葉の矢が海斗を射ぬいたな(笑)



ご愁傷さま海斗



「なぁ。今度の週末でWデートしねぇ?」


おー。なんか良い提案してくれたなぁ。


ダブルデートとか、ナイスじゃん!!



「お前ら、この頃デートしに行ってねぇんだろ?」



確かに考えてみれば・・・…行ってねぇ



お互い部活とかが重なったりしてなっ



「おぉー。俺は、賛成だぞ。でも、海斗っちの初デートがダブルデートで良いのか?」




そこが疑問

普通は嫌じゃないのか?


「ダブルデートで良いんだよ。大勢の方が楽しいだろ?」



百合も言ってたし、っと付け加えていた





「んじゃ!決定だ!!後は、俺と百合に任せてくれ。」


「おん。じゃあ頼むぞ。」
海斗は心配だけど、橘がいるから大丈夫だろ



週末。土曜日と日曜日で、泊まるらしい




海斗の親父さんが頼んでくれたらしい

海斗の家 金持ちなんだよな


俺の家と同じぐれぇ??かな



「着いたぜー!!」


海斗の言葉で、皆車からでた


はっ!?遊園地なのか?

行きたくねぇ


俺のキャラじゃねえし・・・…

「蓮??大丈夫?」


「朱音。大丈夫だ。」

そういうと、朱音はニコッと笑顔を向けてくれた



この顔見れただけで充分だ!





今まで車の中にいたから気付かなかったけど、朱音の今日の服 露出高っ!


似合ってるんだけどなっ

他の男には見せたくねぇよたとえ海斗でもな


「おいー。蓮と大塚!!」
こっち、こっちっと海斗と橘がお化け屋敷前に並んでいた



あれに入るのか???


入るつもりだな・・・…


外観なんで廃墟の病院なんだよ。めっちゃ怖そうだし



隣にいる朱音は、俺の服の袖を必死に掴んでるし

朱音の姿みたら、楽しそう



「じゃあ、海斗&私が先に行くから、加藤くん&朱音は私達の後に来てね。」


と、海斗と橘は手をふってお化け屋敷の中に入っていった


数秒すると・・・…

【キャー!!】や、【無理ー!!】 とか聞こえた


その声を聞いていた朱音は、ガクガクと震えていた



「朱音ー。怖いか?」

「・・・…だだだ大丈夫!だもん。」

強がってんな めっちゃ、いじめてぇんだけど


「くっくっ。」


「ななな何で笑うのよ!蓮。」


「だって朱音、大丈夫じゃねぇのに、大丈夫ってるじゃねぇか。」



「んーだって!!」

と言いながら頬をプーッと膨らます朱音は可愛い


【じゃぁ、次のお客様どうぞ】

誘導人みたいな女の人に言われ、懐中電灯を受け取った

「じゃぁ蓮、行こう。」

「おん。」



一歩入った中は、薄暗く涼しい

朱音の顔は見れねぇぐらい暗いし


「れ蓮。怖いよ。」

はぁっ。好きな彼女がこんなになってまで、俺は意地悪はしねぇよ


俺は、朱音の手をギュッと握り

「大丈夫だ。」

っと言った