たまに、男の人が、夜ご飯を食べに来ていた。


 そんな時は最悪の状況だった。



 ドアを、しつこく叩く近所のおばさん…


 鉄のドアは、かなり響いた



 「出るな!ベランダに、タオルケットを掛けろ!」


 と怒鳴る男の人…



 前の団地からも、数人のおばさんが…

 部屋の中を見ようと…立っていた。



 その男の人は、自分をタオルケットで隠すよう怒鳴っていた。



 どっちをとっても、訳がわからなかった。



 その騒ぎが…

 ただ怖かった…



 こんな嫌な事が、小学生時代続いた。