――…………
キーンコーンカーンコーン
「席についてください」
担任が来た。
なんか可愛い若い女の子って感じだった。
フッ
結城紗楽の綺麗さには負けてるね。ダントツ結城紗楽のが上のはずだ。
他の男子には
「かわいいっ////」
……好かれまくってた。
「え…と……結城香奈江です///」
結城!?
まさか結城のお姉ちゃん?
「「「「「「えええぇぇぇーーっ」」」」」」
響いた。絶対響いた。廊下まで響いた。めちゃくちゃうるさい。
当の結城紗楽は…………
うるさいクラスメートをすごい形相で睨んでた。
「えっ、結城の」
「違う」
…………違うんだ…
「でも名字……」
「こいつと一緒にしないで」
怖っ……族っぽくなってるし。