「そうだったのか…」

圭太くんには、さっきの事を全て話した。


「荒木め…こんな可愛い奴に好かれやがって…ゼータクな奴だ…!!」
「えっ」

か、可愛いなんて…。
いきなり言われたら、顔が赤くなっちゃうよ!!


「あれ?里緒、顔赤くね…?大丈夫か?」

圭太くんが私の顔を覗き込んで聞いてきた。


「なっ、大丈夫だしっ!さ、帰ろーかなー」


立ち上がろうとした、私に……