「刑事さんも、サークルに入ってるんだ?」 「あぁ。そうだ」 「そう……。じゃぁ、刑事さんもオルフェウスの忠実なる信者なんだね?」 「そうだ。俺は、オルフェウスの忠実なる、信者……」 その言葉を聞くと、ルカは嬉しそうな笑みを浮かべて、藤堂を抱き締めた。 「安心したよ、刑事さん。……あんたが相当なバカだから」 ルカは、そう呟いた……。