と、綾乃さんに励ましてもらったものの、その後紳君との進展は何もないまま数日が過ぎた。

このところ紳君は家にいる事が少なくなった。
もしかして、私を避けてる?

そんなネガティブな考えまでしてしまう…

ダメよ、弱気になっちゃ!

次のミッションを考えなくちゃね?
ベタだけど、花火大会か何かに誘って、浴衣で迫ろうかしら…

なんて考えていたら、意外にも紳君本人からミッションを与えてもらった。

いつも通りに私がキッチンで勉強をしていたら、外から帰って来た紳君から声を掛けられた。