そしてセカンドミッション決行当日。

私はプールサイドの人工芝にタオルケットを敷き、膝を抱えて座っていた。

まだ午前の早い時刻というのに、真夏の強すぎる陽射しがガンガンと照り付けてくる。既に気温は30度を優に超えているだろう。

その暑さと、眩しい光と、傍を流れるプールで遊ぶ人達の歓声が耳にこだまし、熱中症でもないのに眩暈がする。いや、このままだと熱中症になるのは時間の問題か…