優子の家、紳君の家でもあるけどは、駅から少し離れていて、歩いて20分強掛かった。

閑静な住宅街に在って、特別大きくはないけど小さくもなく、正に中流という感じの二階建ての家だった。


優子が鍵を開けて玄関のドアを開き、優子に続いてエントランスへ。

「ただいまー」と優子は大きな声で言い、「上がって?」と言われたので「うん」と言って私も靴を脱いでいたら、白いブラウスを着て、髪の長い若そうな女性が現れた。

「お帰りなさい。お友達?」