紳君と私は、校門を出てすぐ近くにある公園に入り、木のベンチに並んで腰掛けた。

テーブルにぶつけた腿は痛かったけど、そーっと歩けば大丈夫だった。

紳君は「おぶってやるよ」と言ってくれたけど、「大丈夫」って断った。

本当は紳君に甘えたかったけど、池谷さんに悪いかなと思って…

「ちょっと見せてくれ」

「え? きゃっ」

紳君が、いきなり私のスカートをめくった。

「ちょっと…」

慌てて手でスカートを押さえようとしたら、「じっとしてろ!」って、怒られちゃった。