と優子は言ってたけど、やっぱり二人はイチャイチャしていた。

当人達にそのつもりはないのかもしれないし、私がひがみっぽいだけかもしれないけど。

笑顔を向け合ったり、相手の耳に口を寄せてヒソヒソ話をしたり、優子が香山君の腕を軽く叩いたり、香山君が優子の頭を撫でたりの、何もかもが私にはイチャついてるようにしか見えなかった。

私はそんな二人と少し距離を開けて帰った。

うう…、寂しいよ…