「私の部屋なんか、いつもゴミの山だよ。綺麗過ぎる部屋って、逆に居心地悪くない?」

「ん……」

「だからさ、気にしないで、ね?」

我ながら、かなり強引。

「分かった。いいよ」

「きゃあ、ありがとう!」

私は嬉しくて、つい甲高い声を出すと、優子の手を握って振っていた。

優子はと言うと、訳が分からないと言いたげにキョトンとしていた。

そりゃそうだよね。