大学の自習スペースを覗いてみるとココはそこにいた。

友達と勉強しているみたいだ。

僕は話しかけて良いものか迷っていたら、突然例の一年がココに近付いていった。


「佐々木先輩。ちょっとお話いいっすか?」

「いいよ。じゃあ、ちょっと外出よっか。」


そういうと二人は廊下に出た。


「勉強の邪魔しちゃってすいません。」

「気にしないでよ。それより何かあった?」

「あ、そうじゃなくて。先輩、明日の花火誰かと行く予定あります?」

「うーん。確定はしてないけど、一応あるかなぁ。なんで?」

「あ、オレ、もし先輩がフリーだったら一緒に見に行きたいなーって思って!でも予定あるならダメっすね。すいません、時間とらせちゃって!」

「こっちこそごめんね。せっかく誘ってくれたのに。じゃあ、またサークルでね。」


そう言って二人は別れた。