「社会」という名のこの道で
佇んでいると多くの人に出会うんだ
必死に自分の仕事をこなして
背を向けてる人もいれば
無邪気に話しかけてくる通行人もいる


「人間」という名の仕事を
多くの人が頑張っている
でも役割はそれぞれ違って
僕は何をしようかと
ひとり道端に佇んでいた


そうだ! チラシ配り
多くの人と関わりたいから
多くの人に出会いたいから
チラシ配りをしてみよう


「気」という名前のチラシ配り

ときには嬉しい 人の笑顔
ありがとう。喜んで受け取るよ。

ときには冷たい 人の態度
こんなものいらない。捨ててくよ。

ときには優しい 心配顔
そんなに頑張って疲れない?

ときには暖かい 人の言葉
自分のチラシも取っときなよ。


僕にはまだまだチラシがたくさん
あるから大丈夫なんだよと
チラシを持つ手には力が入り
配り続けた その後は
やっぱりとても疲れてた


少し道端で休んでいると
いつのまにか眠っていて
目覚めてとなりを見た瞬間
チラシの山に驚いた


ああそうか 僕の他にも
同じようにチラシ配り
知らないうちに僕ら「人」は
助け合って頑張ってる


「命」という名の大きな役割
終えるまでこの大仕事が
終わることはないけれど
たまに休むときにはさ
「仲間」という名の家に帰って
みんなで楽しく過ごすんだ
この仕事の辛さとか
やりがいとかを話し合ってさ


そしたらまた道に戻って
精一杯仕事を頑張るさ
大きな役割果たすために
どんどん前に進むんだ
次の出発点に到着するまで