何を言ってるの?

向こうで新しい友達を作って、今の友達のコトは忘れろって?



「何でっ?!いきなり親ぶらないでっ!!」





バンッッッッ!!!!!!!




お父さんが机をいきなり叩いた。

私とお母さんを止めるかのように―



「そんなにイヤか?」



私はゆっくり頷いた。



「…確かに、私達は家族のために働いているとはいえ、萌愛とちゃんと向き合ってこなかった」