思い出のフィルム

ファンタジー

シーダ・ブレイン/著
思い出のフィルム
作品番号
454300
最終更新
2018/02/19
総文字数
14,022
ページ数
20ページ
ステータス
完結
PV数
3,590
いいね数
0
誰だって時には人生が嫌になることがある。そして悩みながら列車に足を踏み入れると、気づくと長閑な山奥に行っていたなんて経験はないだろうか?
列車で出会った一人の少女とともに私は夢を語り、そしてこの世のものとは思えない美しい世界を写真に収めるため、宛てのない旅に出る。そして、旅先で出会ったのは、地図にも載らない世界の秘境だった。
森の奥、湖の向こう、そして山の上にあったその場所で、植草は彼にとって最も静かな場所に出会う。自分にとって大事なもの、失ってはならないものをここに・・・

【植草 英治】
私はしがないサラリーマン。
今日もデスクを睨みながら上司に叱責される予定。
子供のころは、世界をまたにかけた写真家になって世の中をあらゆる角度から知ってみたいというのが夢だった。
それが今ではこのあり様。
夢も希望もない、デスクがお友達のサラリーマン。
この人生に嫌気は感じつつ、飯は食わねば死んでしまう。
そこでウジウジ働く毎日が続いていた。
でも、本当は・・・


【夢島 優子】
昨日、母が亡くなった。
父はもともといない。
私は自分に正直に生きることに決めた。
それは孤独と引き換えに自由も手にしたから。
そう、私は自由、何にも捕らわれていない。
私にはまだやりきっていないことがある。
たった一枚の雑誌の切れ端がそれを教えてくれた。
私はこの切れ端に描かれた小さな都市伝説を信じて、そしてここに書かれた美しい情景をカメラに収めるために旅に出ることにした。
それが私の夢で、憧れた人の背中に追いつけるただ一つの道だから。

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

御来訪ありがとうございます。しばし忙しくてアクセスすらできず返信が遅れてしまい申し訳ありません。
今回は情景描写をテーマとし、ミステリアスな世界を描くつもりでいます。
読者の方がいると思うととてもはげみになります。
頑張って書いていきますので、よろしくお願いします。

2010/10/18 23:48

こんにちは
はじめまして、朝都といいます
素敵な小説読ませていただきました
風景描写がとても素敵で綺麗な作品だと思いました
続きを楽しみにしています

朝都さん
2010/09/20 11:44

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