ほんとは気づいてたんだ。

キミの悲しそうな表情の意味も、

心臓がドキドキしないことも、

だってボクはもうこの世に存在してない。



キミに逢いにきても悲しませるだけだよね。

忘れて欲しくなかったんだ。


キミを一人占めしたかった。



ごめんね。
キミが俯いて泣いてるのを見て決めた。

もう逢いに来ない。

早くボクの事は忘れて幸せになってね。



そしていつの日か、
キミがおばあちゃんになってこっちに来る日が来たら、
ボクが迎えに行ってあげるね。


今度は遅刻はしないと思うから。