恐る恐るキミの表情をうかがう。


「知らなかった?」


「へっ?」


「あたしも智くんのこと好きってこと。」


「まっ、マジィ?」


「ほんとだよっ。」



そう言うとキミは背を向けて教室へと戻っていった。



思わず右手で作る

ガッツポーズ!!


幸せだぁぁぁ!!!!




屋上へと続く階段の踊り場。


そこでボク達の夏が始まった。