「嫌っ!離してください!」


「ダメ。これが報酬なんだから」


私の上に跨って、顔を近付けてくる。


……そうだ。
浅霧さんはちゃんとストーカーを見つけてくれた。


聖蘭ちゃんの喜んでいる顔を思い出す。


お礼はしなきゃ!


例え身体でも!


私は観念して抵抗をやめた。


「じゃ、いただきます」

浅霧さんの声が聞こえる。


私はギュッと目を瞑った。