「結亜!」

隠れていた聖蘭ちゃんが駆け寄ってきた。


「聖蘭!」


その姿を見て近付こうとするストーカー。


でも、浅霧さんの力が強いのか手首を掴まれて動けないらしい。


「佐藤先生!?」

聖蘭ちゃんが叫んだ。


「佐藤先生?」


私が聞くと聖蘭ちゃんはコクンと頷いて


「私が通ってる塾の先生……」


そう言った。



と、どこからかパトカーのサイレンが聞こえてきた。