「わかりました!!告りゃあいいんだろ告りゃあ!!」

「おおそうだ。言ったな?しろよ?」

うっしまった!!

俺はアイツにまんまと乗せられたのか!?

悔しい!!

「じゃあ猶予をやる。一週間な。それまでに絶対告れ。じゃなきゃ…アイツが取るかもな」

と言って窓側を見る浩人の目線を追いかけたら、幼なじみのアイツがいた。

取られたくねぇよ。

でもそんな勇気もねぇ。

こんなうじうじしたやつで明菜を振り向かせられる?

ましてや告白なんて。