放課後。

「柚乃~迎え来たぞ♪」

「一うるさいよ!!」

「ははっ悪りぃ悪りぃ」

大きな声で呼ばれたら、何か柚乃が男ったらしみたいじゃない。

もう雅樹はいいの?なんて絶対誰か言ってくる。

いいワケ…ないのに。

全然許してないから。

雅樹のコト。

でもそんなコト考えさせられないぐらい、一は何故か側にいる。

「柚乃ともっといてぇなぁ」

時が経つにつれて一は柚乃の心に入ってきた。