その投げてきたものの先端は尖っていて、それが藍香の顔目掛けて飛んできている




藍香はしゃがみ、それを避けた



幸い、藍香の後ろには誰もいなかったので、誰も被害を受けずにすんだが───





「うわっ……

危なかった……」




藍香の後ろは、流星が投げた物体が壁に突き刺さり、コンクリートの破片がパラパラと無残に落ちている





なんと痛々しい光景だ……