「イ・・・・・・ヤ。」




声を出すのもやっとだった。




上手く息ができない。




そんな中、私の頭の中にパッっと浮かんできた人物。










蓮。










助けてよ蓮。




会いたいよ蓮。







「れ・・・・・・ん。




た・・すけ・・・・・・て。」




それは聞こえるか聞こえないかぐらいの今にも消えそうな声。