「アイツは本当に強い。




俺なんてアイツの足にも及ばねえ。




一緒に居ると嫌でも分かった、




俺とアイツの実力の差を・・・・




だから俺はその差を縮めたくて必死に強くなった。




雷冠の総長にもなった。




でもその差は全く縮まらなかった。




俺が強くなる分、アイツも強くなる。




いや、アイツの方が2倍も3倍も強くなっていった。」




日向は泣きそうな顔をした。




「だから俺はこうやって白龍の仲間を次々と襲った。




こうやる事でしか白龍に勝てねえんだ。」




日向はその後、『俺って可哀想だろ?』とか訳の分かんない事を貫かしてきた。




「バッカみたい。」




こんな事言うつもりはなかったのに口から勝手に出てしまった。