「初めてだよ舞ちゃんみたいな子。」




「なんで私の名前?」




「噂で名前くらい回ってくるよ。




白龍が溺愛してるお姫様ってね。」




「溺愛って・・・・




あと気安く舞ちゃんとか言わないで、




ハッキリ言ってキモイんだよねあんた。」




流石にこの言葉には日向も怒ったみたい。




「いい加減にしろよ?




調子乗んじゃねえぞ?お前自分の今置かされてる状況分かってんのか。ああ?」




私そんな殺気じゃ怖がらないよ?




私は平然とした顔で日向を見る。




「てめえ、バカにしやがって!」




そう言って日向が私を殴ってきた。