ついに紫虎は総長しか立っていない状態になっていた。




対する白龍は幹部の皆とエイジ、蓮が立っていた。




やっぱ白龍は強いなあ。




紫虎も結構強いほうの族だと思う。




でも白龍の圧倒的な強さに、紫虎がめちゃくちゃ弱く見えてしまう・・・




そんな呑気な事を考えていたら、紫虎の総長がこっちを見てきた。




やば!!目が合った・・・・




「あれが例のお姫様かい。」




蓮は何のことか分からないといった感じでこっちを見てきた。




私と目が合った蓮は、鬼のように怖い顔で私を睨んでいた。




ひえええええええ!!




「ホントに可愛い子やな。」




そう言って紫虎の総長が私をじっと見てくる。