紫虎との戦いも明日に迫っていた。




戦いがもう明日に迫っているというのに、倉庫の中の皆はいつもと変わらなかった。




「おい皆!ゲームやんぞ!!」




「エイジ本当にそのゲーム好きだな。なんか俺他の事やりたい。」




「な、何てこと言うんだよカズキ!このゲームの面白さがまだ分かんねえか!」




「エイジ、私も飽きたよ・・・」




「な、舞までそんな事!!」




いつもの様にエイジがバカやって、皆がそれに適当に突っ込んで・・・・




そんな当り前の毎日がもう明日で終わってしまうと思うと寂しかった。





戦いが終わったらここに私がいる意味がなくなってしまう。




別れはもう十分慣れたと思っていた。




舞蝶の皆と別れる時、一瞬このまま舞蝶続けちゃおっかななんて思ったりした。




でももう私のいる場所はどこにもなかった。