「一回くらい経験しとかねぇと
やばいぜ?
条件、わすれたの?」


わ、わかってるよそんなの!

でもそれとこれとじゃ
話が違うじゃん!


脩は首を傾け
顔を覗き込んでくる。


――あ...


「...付き合うだろ?」


なんかいい匂い。

その整った顔立ちに
自然とうっとりしてしまう...
そんな顔で見られたら...


「....う...ん。
―――あっ!」


やちゃった...!