紅朧
ファンタジー
完
0
二木ハルカ/著
- 作品番号
- 453715
- 最終更新
- 2010/08/05
- 総文字数
- 15,911
- ページ数
- 29ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 20,948
- いいね数
- 0
黒猫の縁。
時は平安、
貴人に飼われた
一匹の美しい黒猫の話。
古語 イニシエカタリ
黒
この作品のレビュー
2016/09/11 10:58
投稿者:
馳月基矢
さん
主を愛した黒猫の、すこしふしぎな平安物語
紅朧と書いて、くろう。 それが、赤い唐紐を首に付けた美しい黒猫の名前。 紅朧は、主の仁央様のことが大好きだ。 仁央様も紅朧をとてもかわいがってくださる。 その雨の日、仁央様の愛しの君、綾様も紅朧をかわいがってくださった。 屋敷にいないときの仁央様のお姿を見られて嬉しかった帰り道、紅朧の身に悲惨な運命が訪れて――。 柔らかで丁寧な言葉で綴られる、平安時代の情愛の物語です。 紅朧は愛される、けれども時は移ろっていきます。 その無常の世界観に惹かれました。
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