「 殺人を奨励するワケじゃないが、お前たち、根性無いな。 力ずくで平伏されるのがイヤなら、さっさと解散しちまえ! ツッパって行きたいのなら、それなりに努力せんか 」
僕が言うと、パイナップルが答えた。
「 でもオレら・・・ 力も度胸も無いし・・・ 」
情けねえぇ~! 僕は、パイナップル男の股間に手をやると、ヤツの玉をグワニャ、と掴んだ。
「 おぶっ・・!! 」
途端に、パイナップル男は背筋を伸ばし、しゃんとする。
「 タマ、付いてんだろッ? 気合、見せんか! ツブしてやろうか? コレ! 」
妙な汗を額に浮かべ、パイナップル男は、プルプルしている。
・・・結構、でけえじゃねえか、お前。
やがて、玉に隣接した竿が、僕の手の中でムクムクと大きく巨大化して来た。
「 ・・・! 」
しまった。 今の僕の体は、女である星野の体だった・・・!
すっげ~ヒワイな絵になっている事に、僕は気が付いた。
「 こんな時に・・ ナニ妄想してんだ、てめえっ・・・! 」
僕は、パイナップル男の横顔を小突くと、ヤツの玉から慌てて手を離した。
ヤツの、ズボンの股間部分は、見事なテント張りのような様相を呈している。
星野は、真っ赤な顔をして僕を見つめていた。 『 お前、早くその手を洗え! 』という、目でもある。
「 ・・と、とにかく・・・! お前たちは、どうして欲しいのだ? 」
僕が聞くと、眉毛無しが、パイナップル男の股間をボ~っと見ながら答えた。
「 ・・・オレにも、やって欲しいっス・・・・・ 」
はっ倒すぞ、コラッ!
言うが早いか、横に座っていた星野の強烈な肘撃ちが、眉毛無しの横腹に突き刺さる。
「 ぐほうっ・・! 」
・・・お前、損な役だな。 痛いコトばっかじゃないか。