「 お前、説明しろ 」
僕は、ジャニーズ系に言った。
「 は、はいっ・・! 何か、飲みます・・・? 」
「 要らん 」
「 は・・ 左様で・・・ え~・・・・ はい? 」
ダメだ、こいつら。
思っきし、飛んどる。 眉毛無しの回復を待つか・・・
僕は、ジャニーズ系に言った。
「 紅茶とジンジャエール、買って来い。 紅茶は、ダージリンだぞ 」
「 はいっ! ただ今・・・! 」
水を得た魚のように、ジャニーズ系は、自販機コーナーの方へすっ飛んで行った。

「 常盤が、狙っているだと・・・? 」
ジンジャエールの缶を開けながら、僕は言った。
「 はい・・ 海南が壊滅した以上、ウチか浜二が鬼龍会を取って仙道寺に持っていかにゃ、カッコつかんのですわ 」
やっと回復した眉毛無しが言った。 テーブルの上には、べっとりと脂汗の輪が出来ていた。
ジンジャエールを一口飲み、僕は言った。
「 まあ、想像通りの事だが・・・ ナンでお前たちが、あたしたちにその危機を伝えに来る? 」
まだ股間を押さえたまま、眉毛無しは答えた。
「 オレら・・ もう、ついて行けんです・・・! 矢島会長、仙道寺の神岡の言いなりで・・・ 神岡の言うコトなら、何でも、やるんス! やらされるのは、オレたちで・・・ オレら・・ 殺人者なんかには、なりたくないっス! 」
ふ~ん。
フツーにヤンキー、やっていたいってか?
お前ら、星野に玉、潰してもらえ。 気合が入ってねえな。 ポリシーねえんだったら、最初からイキがってんじゃねえよ・・・!