「あ~。笑って疲れたし、どっか入ろうぜ」
「賛成」
笑いすぎて、もはや疲れたあたし達は二人で近くにあったマックに入る。
「はいよ」
「あ、ありがと」
あたしは笈原から、コーラを受けとり、飲む。
……ふぅ。
生き返る。
「なんか、懐かしいな」
ニコリと笑う笈原に首をかしげる。
ん?懐かしい?
「久しぶりにこうやって、お前と騒いだ気がする」
「あ…、確かにそうだね」
1年生の頃はこうやって騒ぐのが当たり前だった。
でも、あたしが笈原を好きになって。
笈原が梨音ちゃんと付き合う様になって。
こんな風に騒ぐことなんてなくなってた。