「姫奈~起きなさい」
「は~い」

お母さんに起こされて、私は目覚めた。急いで支度して利香と一緒に学校にいった。

朝のホームルームが終わってもまだ希望者は出ない。

「やっぱ演劇部なんて無茶なのかな・・・」
「そんな事ないよ!利香、元気だして」
「そうだね、ありがと」

授業が終わって掃除の時間。

「あの~・・・。西野さんか新山さん、いますか?」
「はい!!」

利香が元気よく答えた。教室の隅のドアで待っていたのは、3人の女の子だ。

「あの~私達、演劇部に入りたいんですけど」

待ってました~とばかりに利香は目を輝かせた。

「本当ですか*やった~3人みんな?」
「はい。そうです」
「分かった、じゃぁちょっと来て」

そういって利香は入部希望の用紙を持ってきた。

3人もいっきに入ってくれた☆嬉しくてたまらない。