試着している間、私は店内を見ていた。

利香と色違いの可愛いピンクのワンピース。気になって鏡を見ながら私に合わせてみた。ん~やぱりダメ。似合わない。

「姫奈~」

試着しおわった利香が私を呼んでいる。慌ててワンピースを戻して試着室へ向かう。

「姫奈、今ワンピ見てたよね!?
「えっと・・・・」
「ま、いいや。後で私が見てあげる~」
「いいよ~」
「そう?あっじゃ~ん。ワンピどう?」
「可愛い*ピッタリじゃん」
「ありがと~安いし買っちゃおうかな」
「いいと思う~」
「姫奈がそういうなら買う*」

利香は会計に向かった。何でも似合って可愛いな~*本当に。

会計を済ませた利香は

「ちょっとおいで!」
「えっ何??」

私の手を引いて強引にさっきのワンピースのところに行った。