ミヤ〜!!助けて…

『サっクラ〜♪今下で北平君と…って、あれ??サヤチンとサクラお友達??』

おー!!すっごいタイミング。
『あ、うん。今ね…、お友達……』

『ってかさぁ、もう超仲良しだし♪』

『そっかぁ〜♪みんなで仲良し楽しいね!!』

『え…そ、そうだね』

『サクラ…、もしかしてウチ、迷惑??』

『え!?』

『なんか、いつもミヤと話してるときはめっちゃ楽しそうだけど…』

あ、ヤバイ…なんて言ったらいいのかな…
全然迷惑なんてことないんだよ??
ただ、人見知りというかなんというか……

『ちがーう!!』

『『え!?』』

びっくりしたー!!ミヤがいきなり大声出すから
サヤカとハモっちゃったよ。

『サクラはちょっと恥ずかしがり屋さんなんだけなんだよ!!あたしとだって初めは全然喋んないから大人しい子なのかなぁ〜って思ったけど、愉快だもん!!』

ゆ、愉快って…。さすがミヤ。
でも、ありがとう。

『…ごめんね、あんどっ…サヤカ。私、人見知り激しくて……最初は誰でも、こんななの。…でも、話し掛けてくれて嬉しかったから。びっくりしたけど…。』

ごめん、これが精一杯なんだ。

『…そっかぁ〜。なら良かった♪本気で悩んだ』

『悩むもなにも、今起きた出来事でしょ?』
え…ミヤの一言にびっくり!

『まぁ、いいじゃん!?これからよろしく♪サクラ』

『うん。』

なんかとっても複雑な気持ちだなぁ…。
多分私はこのままだよ??
きっとあなたに本当の私を見せることはできない…
だけど、私は自分に寄ってくる人を基本的に拒むことはしない。…できない。
だからここまでは受け付ける。

《私と私以外の人》という関係の中に。

本当ごめん。これが精一杯なんだ。