キーンコーンカーンコーン
そうこうしているうちに予鈴のチャイムがなった
「やばっ!じゃあ私行くねっ、また帰りに5組行くから!じゃあね〜」
そう言って茜は走っていってしまった
「はぁ…あたしも早く行かなきゃ…」
足は進んでいるんだけど気持ちはどうも進まない
はぁー緊張してきちゃった…
とうとう教室まできちゃった…でも勇気ださなきゃね…
ガラガラッ
えーっとあたしの席は…
「中原さーんっ!!」
「えっ?」
全く誰だかわからない、それに見たこともない
「中原さん席ここだよっ!あっ私、園崎愛っ」
いきなり話かけられたことにもびっくりしたけどどうしてあたしの名前知ってるんだろ…
「あ…ありがとう、あたし中原唯だよっ」
「知ってるよ〜だって有名だし!!」
目をまるくしてあたしは驚いた
「あたし有名じゃないよ〜?」
「有名だよ〜愛、唯ちゃんと友達になりたかったもん!唯ちゃんのことこの学校で知らない人いないんじゃないかなぁ」