その次の日、小雪の靴が下駄箱になかった

「私の靴がない」

「えっ?」

「どうしよう優樹」

「私の靴履きな」

「駄目だよ」

「いいから」

「ありがとう」

優樹の靴を履いて二人は教室に向かった