優樹は授業など全く耳に入らなかった。その日の学校終了後すぐに病院へ向かった

「103、103、103ってどこだ……」

五分後

「あった」

聖の名前があった

優樹は扉の前で深呼吸をしノックをした

トントン

「はい」

この声はまさしくあの人、愛しの人の声だった