私はびっくりして腰が抜けた
「おかえり。優樹」
「なんで小雪がいるの」
「優樹のお母さんに頼まれた」
「また余計なことを」
一応合鍵を実家に送っていた
「いいじゃん。こうして会えたことだし」
「まあ」
「優樹~」
小雪は抱きついてきた
「小雪はお嬢様言葉がなくなったのはなぜ」
「ウザくなった。皆フレンドリーの会社になったから」
「どこ?」
「まぁ営業」
「ふぅん」
それから小雪が作ってくれた夕食を食べて他愛もない話をしてお風呂に入り、布団に寝転んだ
「泊まるから」
「わかってる」
二枚布団をひき寝た
「優樹~。ご飯だよ」
朝早く起きて朝食を作ってくれていた
「ありがとう」
「いいって。顔洗って来なよ」
「うん」
私は顔を洗い席についた
「いただきます」
私がご飯を食べていると
「優樹って美味しそうに食べるよね。昔から」
「だって美味しいもん」
「作っている立場だと、めっちゃ嬉しい」
「昔から小雪の料理美味しいもん」
「ありがとう」
それから沢山頬張って出勤した
今日も園児と遊びまくった
鬼ごっこに砂遊び
鉄棒に竹馬
ブロックにおままごと
子供たちと遊んでいるときが今は一番幸せな時間だったので沢山遊んだ
その次の日も弘君の蹴りから始まった
「トリャー」
腰に弘の足が当たった瞬間お腹に激痛がはしった
そのまま倒れ込みそこで意識が途絶えた
私が目を覚ますと真っ白な天井かあった
「気が付いた」
「ここどこ?」
「病院に決まってるでしょ」
そう言えば独特な病院の臭いがする
「お腹痛くて倒れてから意識ない」
「びっくりしたよ。倒れたって聞いて病院来たら盲腸でしただもん」
「盲腸だったんだ」
「男の子が泣いてた」
「私が病室に入ったらさ、優ごめんねってめっちゃ泣きながら」
「今は?どこにいる」
「ロビーかな」
「行って来る」
「私が連れて来るから待ってて」
「えっ」
「あんたはお腹切ってるんだから」
「うん…」