「マジなの?沙羅。もう潤くんの彼女?潤くんのこと…好きなの?」



「潤の彼女じゃないよ…」



好きだけど…



まだ「好き」なんて言えない…



「は?お前は俺の女だろ?」



「は!?いつ潤の女になったのよ!」



「さっき」



「何言ってんの。あたし潤のこと好きなんて言ってないもんっ」



「ホントは好きなんだろ?俺にキスされた時顔真っ赤だったし。」



潤がにやっと笑う。



「ああああれは、キスされたからで…。別に好きじゃっ……っ!」



今度は翔ちゃんからのキス。



翔ちゃんの唇は柔らかかった…



舌も入ってきた…激しくあたしの舌と絡みあう。



「っ…んん…」



静かに唇が離れる。



ずっと翔ちゃんのキスを求めていた…



今更…遅いよ…。



だって…あたし…もう潤のこと好きになっちゃったんだから…。



ごめん…、翔ちゃん…。