「良いか?本当に念のためいろんな所にGPSを忍ばせといたからいざというときはそれで麻理の場所を確定しろ」
と説明してくれたのは優斗。
そうゆうのに詳しいから今回動いてもらった。
「多分大丈夫だけどな!」
と笑ってた優斗。
今めちゃめちゃ役立ってるよ!
私は携帯を片手に建物内を走った。
もし麻理になにかあったら………
急な悪寒に襲われ立ち止まった。
ひとけの少ないゾーンまで来てた。
いないかな?
電波が悪くてなかなか場所が特定出来ない。
「外に出てみよっか…」
一度外に出てみる事に。
「もう暗くなっちゃうよ………」
外はもう日が落ちかけていた。
周りを見回していたら、
「麻理?」
麻理らしき女の子が誰かに腕を引っ張られてデパートから近くの小さな倉庫に入って行くのが見えた。
「麻理っ!!!」