「大丈夫か?」
少し落ち着いた頃、鈴将が声をかけてくれた。
「うん…。ごめんね急に。」
「い、いやっ………大丈夫。」
それから何があったかを鈴将に話した。
「そっか…部屋に入って来たりはしてないんだな?」
「うん…」
「怖かったな…もう大丈夫だから…」
そう言って優しく抱き締めてくれた。
怖いはずだったのにドキッとしてしまった。
「れ、鈴将?」
名前を呼ぶと、
「わっ!ご、ごめん!!」
全力で謝ってきた。
「………あははっ!変なの!」恥ずかしさをまぎらわすために笑った。
そうしたらちょうど陸駒達がきた。