――――――ガラガラッ。

って教室のドアが開いた。

たかられてるイケメンとそう変わらないくらいかっこよくて。

きれいな茶髪の背の高い男子。

周りの女子が目を丸くして、かなりびっくりしてて。

夏海も同じようにびっくりしてて。

でも、あたしは違う意味でびっくりしてた。

だって…。

その男子と目があった瞬間。

その男子はあたしを指差して、

「あー!!千夏!?めっちゃ久しぶり!!」

「やっぱり!!!悠だよね!?」

「そー!!同じ高校だとは…」

「あたしもだよ…」

その時夏海が思い出したように言った。

「ああ!!!中2の時に引っ越したあの悠也くん…だよね??」

「おう!久しぶりだな」

そのちょっとの間にあたしはほんの少し疑問に思った。

「何でまた…ここの高校なの??」

「あー…またここの近くに引っ越してきたんだ。色々あって」

「そっか…。」

そしたら夏海が、

「もう1年もたったんだし??仲良くしようね~」

「夏海!!もうやめてよっ!余計なこと言わないでよー…」

「だって千夏の元カレには変わりないしさ♪気まずくなると嫌じゃん??」

「…そーだな!…仲良くしような」

その瞬間、クラスの女子の目が一気にこっちを見た。

「千夏のバカっ!!視線が痛いよ…」

「あ…ごめん…つい…」

3人の会話が止まった時。

「じゃあさ?もう手出さないでね?俺の彼女に」