――――Yu-ma――
転校した初日。
俺は付き合ってたはるを
フった。
意味はない。
………はずだ。
だから指輪もすてた。
それより同じクラスの
山下りん。
なぜか頭から離れない。
なんた考えてたら
誰かに喋りかけられた。
山下りんだ。
なんで敬語なんだ?
なんだ目を見ないんだ?
なんでなんだ?
なんでなんだ?
なんで可愛いんだ?
てかなんか俺変だ…。
家に帰って
りん りん りん
ずっとあいつのこと考えてた。
細い体に短い髪
黄色が似合う。
目は大きくクリクリして
顔が小さくて
笑顔が似合ってた。
なのになぜか
自信がなさそう。
遠慮ぎみなとこも
素敵だ。
ってなんでりんのこと
ずっと考えてるんだ?